「8番目の男」は、2008年に韓国で初めて導入された国民参与裁判の実際の事件をモチーフにした法廷サスペンス映画です(2019年公開)。
パク・ヒョンシクにとって商業映画初主演・長編スクリーンデビュー作。

ひとことで言うと☝️韓国初の国民参与裁判を題材に、8人の陪審員が事件の真相に粘り強く迫っていく法廷サスペンス
有罪がほぼ確定していたはずの事件が、たった一人の陪審員の疑問から思わぬ方向へ動いていく——という骨太なテーマ。

韓国版「SUITS/スーツ」から「8番目の男」と入隊を前にリーガル作品が続きました
※この記事は基本的にネタバレなで書いています(事件の設定部分にのみ触れています)
| 項目 | 評価と配信 |
|---|---|
| 総合評価 | ★★★★☆(4.0) |
| 重さ | ミドル |
| 配信 | Amazonプライムビデオで配信中 |
※私はU-NEXTで視聴しましたが、現在U-NEXTでは配信終了(2026年8月時点)。
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8番目の男|映画基本情報・あらすじ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題 | 배심원들(英題:Juror 8) |
| 公開 | 2019年5月15日(韓国)/2019年11月1日(日本) |
| 上映時間 | 114分 |
| 監督・脚本 | ホン・スンワン |
| 配給(日本) | クロックワークス |
| ジャンル | 法廷サスペンス/ヒューマンドラマ(実話ベース) |
あらすじ(ネタバレなし)
2008年、韓国で初めて一般市民が参加する「国民参与裁判」が導入され、全国民の注目が集まるなか、記念すべき第一回目の裁判に選ばれたのは、年齢も職業も性格もバラバラな8人の一般市民。
彼らが担当することになったのは、証拠・証言・自白がすべて揃った殺人事件。本来なら量刑(刑の重さ)を決めるだけの、いわば「消化試合」。ところが審理が始まって早々、被告人が突然容疑を否認。一転して、有罪か無罪かという根本的な判断を、法律の素人である陪審員たちが下さなければならなくなります。
裁判を仕切るのは、原則主義者で正確・迅速な進行を信条とする裁判長キム・ジュンギョム。そこに、粘り強く一つひとつの証拠に疑問を投げかけ続ける陪審員8号クォン・ナムが加わったことで、当初は「有罪でほぼ確定」と思われていた空気が、少しずつ揺らぎ始め…
8番目の男|見どころ3つ

①実話をベースにした骨太な法廷サスペンス
監督・脚本のホン・スンワン自身が複数の判事に取材。
類似事件や判決文を数多く参考にして書き上げた脚本とあって、法廷ものとしての説得力がしっかりしています。
②8人の陪審員による群像劇
密室の陪審員室で交わされる議論は、時にぶつかり合い、時に笑いも生まれながら、8人それぞれの価値観をあぶり出します。
誰も経験したことのない「初めての裁判」に、法律家ではない普通の人たちがどう向き合っていくのか——そこが本作の一番の見どころです。
③重いテーマとエンタメ性の両立
殺人事件・国民参与裁判という重めの題材を扱いながら、コメディ的な要素もあり、テンポもいい。
法廷ドラマが「堅そう」で敬遠しがちな方にも、見ていて飽きない展開です。
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8番目の男|正直レビュー

テーマは重めだけど、ヒョンシクの空気感で見やすい
リーガルもの、しかも韓国初の国民参与裁判が題材で、有罪案件というテーマ自体は正直重い。
でもヒョンシクが放つ独特の柔らかい雰囲気で、重さをそこまで感じさせない作品になっていました。
法廷ものは身構えてしまいがちですが、この空気感なら見やすいと思います。
素朴な青年なのに、芯の強さが光る
どこにでもいるような素朴な青年を演じつつ、周りの空気に流されない芯の強さが伝わってくるヒョンシクの存在感が抜群。
声を荒げるわけでも、正義感を前面に出すわけでもないのに、じわじわと場の空気を変えていく感じがヒョンシクらしいなと思います。
最後は誰もがウルッとなる展開
ここは詳しくは書きませんが、最後は誰もがウルッとなるはず。
派手な演出があるわけではないのに、じんわり心に響くラストでした。
総合おすすめ度 | ★★★★☆(4)
本作は、ヒョンシクが2019年6月に入隊する直前に公開された作品で、商業映画初主演というタイミング。

ヒョンシクは一体どんな心境で演じていたんだろう、とつい想像してしまいました
ヒョンシクを知ったきっかけの作品▶【花郎(ファラン)】パク・ソジュン主演の時代劇レビューはこちら
8番目の男|登場人物・キャスト紹介
クォン・ナム(陪審員8号)(演:パク・ヒョンシク)

平凡な青年として登場する陪審員8号。
粘り強く事件への疑問を投げかけ続け、裁判の流れを大きく動かしていく役どころです。
裁判長 キム・ジュンギョム(演:ムン・ソリ)

原則主義者で、正確かつ迅速に裁判を進めようとする裁判長。
『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』などで知られる韓国映画界を代表する女優が演じています。
陪審員1号(法学部生)ユン・グリム(演:ペク・スジャン)

陪審員の中で唯一法律の知識を持つ人物として、他の陪審員たちに法的な説明を担う役どころです。
残りの陪審員6人

| 陪審員 | 役名(俳優) | どんな人物? |
|---|---|---|
| 2号 | ヤン・チュノク(キム・ミギョン) | 陪審員団の最年長の介護ヘルパー |
| 3号 | チョ・ジンシク(ユン・ギョンホ) | 仕事に恵まれない現役の無名俳優 |
| 4号 | ピョン・サンミ(ソ・ジョンヨン) | 中学生の娘を持つ40代の主婦 |
| 5号 | チェ・ヨンジェ(チョ・ハンチョル) | 大企業の秘書室長 |
| 6号 | チャン・ギベク(キム・ホンパ) | 現在は無職 |
| 7号 | オ・スジョン(チョ・スヒャン) | 陪審員団の最年少 |
8番目の男はどこで見れる?
2026年8月時点では、Amazonプライムビデオで配信されています。
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法廷ものと聞くと少し身構えてしまいますが、実際に見てみると、ヒョンシクの柔らかい存在感のおかげで最後まで飽きずに見られる一本でした。
- 韓国初の国民参与裁判を題材にした実話ベースの法廷サスペンス
- ヒョンシクの商業映画初主演・スクリーンデビュー作
- 重いテーマながら、コメディ要素もあって見やすい
- 8人の陪審員それぞれの立場が丁寧に描かれる群像劇
- 最後は誰もがウルッとなるはず
- 入隊前最後に公開された作品という意味でも特別な一本
「推しの初主演映画が見たい」という方はもちろん、「韓ドラは見るけど韓国映画はあまり見たことがない」という方の入り口としてもおすすめできる作品です。
配信状況は変わりやすいので、視聴前に各サービスで最新の情報をご確認くださいね。
参考:映画ナタリー、映画.com、KBS World『8番目の男』紹介ページ、各配信サービス公式サイト
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