「親孝行って言われても、何をしたらいいかわからない…」
そんなふうに思っていませんか?
でもむずかしく考える必要はありません。
特別なことをしなくても大丈夫、できることはたくさんあります。
この記事では、子どもの立場・親の立場からみる親孝行についてお伝えしていきます。
わたしにとって親孝行とは時間を共有すること。
一緒に過ごす時間が親孝行です
親孝行したいときに親はなし
2017年の冬の夜に、父が倒れたと連絡がありました。
救急車で運ばれ、慌てて私も病院に駆けつけましたが既に亡くなったあと。
あまりにもあっけなく、まるでドラマのようなとても現実とは思えない最期。
81才で特に病気を抱えていたわけでもなく、亡くなる当日も元気に過ごしていたのに…
死因はヒートショック。
そして父が亡くなったあと、私は考え込んでしまいました。
親孝行できてた?
きっと誰もがそう思うように、もっと何かできたんじゃないかと後悔しても後の祭りです。
今から考えると、親孝行は時間を共有することなのだと感じます。
- 会って元気なことを確認する
- みんなで楽しい時間を過ごす
- 元気でよかったとその時間を思い返す
- 次はいつ会えるかなと楽しみに待つ
親孝行はそういうことの繰り返し。
あと何回会えるだろう、何回一緒に食事ができるだろうと考えると、残りは案外少ないかもしれません。
会えなくても電話やメール、手紙でも時間や思いは共有できます。
自分自身が親の立場になってみると、声を聞いたり、元気だよと知らせてくれるだけで安心できるというものだと気付きます。
何才になっても子どもは子ども。
子どもたちが元気で楽しい時間を過ごしていてくれれば、それが親孝行というものです。
家族みんなが幸せになる相続
父の急死から初めて相続も経験しました。
相続人は母、姉、私の3人。
相続対象になったものは主に次の3つです。
- 実家の土地、建物
- 保険金、預貯金
- 株などの有価証券
実家は2世帯で、離婚した姉と同居しています。
3000万+相続人1人あたり600万までは相続税はかかりません(2017年現在)。
私の実家の場合、相続税がかからないのは4800万まで。
計算してみると実家の土地、建物を入れても相続税はかかりません。
それでも葬儀、墓地、墓石、仏壇に約500万円。
父が寒い浴室で亡くなったため、この機会に実家をリフォームすることになり1000万円ほど費用がかかりました。
残りは母に預け、現金関係の相続は一段落。
そして実家の土地、建物は2世帯同居の姉が相続しました。
現金も土地も建物も、相続する権利は私にもあります。
でも今は必要なし。
母と姉がこれから先も暮らしていく場所です。
私は実家から車で10分程の場所に、マンションを購入して暮らしています。
幸い、マンション購入時の住宅ローンは完済して子どもたちも独立しました。
お金はいくらあっても困らなけど、権利を主張しても誰も幸せじゃない
相続は誰かが得をして、誰かが損するという考えではあまりにも寂し過ぎる。
相続は、みんなが幸せになるためのもの。
そもそも相続なんてあてにしない方がいい。
これからも家族が仲良く暮らしていくことが大切。
それがいちばんの親孝行
私にできる親孝行2つ
80代母と一緒にご飯を食べること
実家は2世帯で、母は姉と姉の娘と一緒に暮らしています。
私は2022年末に退職し、時間を見つけては母と一緒にランチをするようになりました。
平日は、姉も姉の娘も仕事に出かけていて母ひとり。
なので、わたしは平日担当
今日はお昼前にスーパーで巻きずしを買って、実家へ向かいました。
デザートも買いました♪
なすのお味噌汁はアマノフーズのフリーズドライで簡単に
今日のデザートはチーズケーキの気分🍰
おいしいご飯があると話もはずみます
実家で飼っているコジローです
姉が飼っているコジローですが、姉が仕事に出かけている昼間は母と過ごします。
お互い面倒くさいことも多々あるようですが笑、コジローのおかげで母の生活にもメリハリがつくよう。
わたしも実家でコジローをなでなでして癒やされてます♥
親ができること・やりたいことを取り上げない
83才になる母ですが、毎日いろいろと忙しそう。
- 小さな家庭菜園
- 体操教室2つ
- 料理教室
- 子育てサロン
- 病院通い
- コジローのお世話
最近は電動自転車であちこち行っている様子。
電動自転車大丈夫かな?と心配にはなりますが、余計な手出しはしないようにしています。
自分でできることは、自分でやるほうが母のためにもなるはず。
今できることを取り上げる必要はありません。
帰り際、家庭菜園で収穫したスナップえんどうをもらいました
親孝行になることまとめ
私が思う親孝行は時間を共有すること。
子どもの立場からみると、
- 高齢の母が元気でいるか心配
- 心配だからときどき会いに行く
- 会って一緒にランチやおしゃべり
- 元気を確認するとわたしも安心
母が何度も同じ話をするのはご愛嬌。笑
わたしも行く道です
親の立場から考えると、
- 子どもが会いに来てくれるとうれしい
- 一緒にご飯を食べたり、おしゃべりすると楽しい
- 子どもの顔を見ると安心する
LINEで孫ちゃんの写真を送ってくれるのもうれしいな♪
子どもの立場・親の立場どちらからみても、親孝行は日常の中のほんのささいなことなのかも。
特別なことではなく、会うこと、話すこと、一緒にご飯を食べること。
できることはきっとたくさんあるはず
できることををできるうちにしていきたいですね。
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