定年後のお金に漠然とした不安を感じながら、何から始めればいいかわからない…
そんな50代の方に向けて、実際にわが家でやったことを5つにまとめました。

住宅ローンを6年半で完済し、子供の進学費用も借入なしで乗り越えたわが家でも、細かな収支は把握できていませんでした
50代になって定年後の生活を具体的にイメージしはじめたとき、「今の家計で本当に大丈夫なのか」という不安が出てきたのが家計見直しのきっかけです。
50代は人生の折り返し地点。
家計を見直して将来のお金の不安を解消し、充実した楽しい人生にしていきましょう。
50代で家計を見直すべき2つの理由
定年前に家計を見直すことで得られるメリットは、大きく分けて次の2つです。
①老後資金の過不足を数字で把握できる

定年後のお金の不安の多くは、「いくら必要か」「今いくらあるか」が曖昧なままなことが原因です。
家計を見直して収支・資産・将来の収入(年金・退職金)を数字で把握すると、不安の正体が明確に。
「足りない金額」がわかれば、対策も立てられます。
②定年後の生活を具体的に設計できる

家計の見直しは「節約」が目的ではありません。
旅行・趣味・家のリフォームなど、定年後にやりたいことの予算を確保するためのもの。

無駄な支出を減らした分、本当に使いたいことに回せるようになります
定年前の家計見直しでやること5つ

実はわが家の家計管理はざっくり管理で、細かな収支まで把握できていませんでした…
家計見直しでやったことは次の5つです。
| STEP | やること | 詳しい記事 |
| ①収支を把握 | 1ヶ月の家計収支を 把握する | → 収支把握の記事へ |
| ②資産を把握 | 資産を確認して 予算を分ける | → この記事内で解説 |
| ③口座・ カードを整理 | 不要な口座・カードを 整理する | → 口座整理の記事へ |
| ④家計簿アプリ を使う | 家計簿アプリで 管理する | → マネーフォワードの記事へ |
| ⑤キャッシュレス化 | 支出を キャッシュレス化する | → キャッシュレスの記事へ |
①1ヶ月の家計収支を把握する

家計見直しの出発点は、1ヶ月の収入と支出を正確に把握することです。
以前のわが家は、夫名義のカード払いの支出をボーナス時にまとめて精算するスタイルだったため、月単位の正確な収支が見えていませんでした。
そこでボーナス時のまとめ払いをやめ、毎月きちんと収支を確認する仕組みに変更。

支出は次の4つに分類すると管理しやすくなりました
- 毎月の固定費(家賃・保険料・サブスクなど)
- 毎月の変動費(食費・光熱費など)
- 不定期の固定費(自動車税・保険の年払いなど)
- 不定期の変動費(医療費・冠婚葬祭など)
>> 【詳しくはこちら】4つの支出に分ける!1ヶ月の家計収支を把握する方法
②資産を把握して予算を分ける

毎月の収支が把握できたら、次は「今いくら持っているか」を確認。
確認するのは純資産です。
純資産 = 現金資産 − 負債
- 現金資産:預貯金・有価証券(株・投資信託など)
- 負債:住宅ローン・カーローンなど
※生命保険(解約返戻金)・家・車・貴金属はすぐ現金化できないため、ここでは含めません
純資産の確認手順
- 夫・妻・子ども名義の通帳・証書をすべてかき集める
- 普通預金・定期預金を記帳する
- ネット銀行の残高を確認する
- 有価証券は確認した日の時価で計算する
- 残債(住宅ローン残高など)を確認する
- 現金資産合計 − 負債合計 = 純資産
資産は必ず夫婦で共有してください。
「相手が貯めているはず」は思い込みのことがあります。
資産の使い道を予算として分ける
純資産が確認できたら、生活費とは別に「この現金を何に使うか」を予算として分けます。
- 生活を守るお金(緊急時の備え)
- 自家用車の買い替え
- 家のリフォーム
- 家電の買い替え
- 旅行・趣味・娯楽
- 子供や孫のお祝い
- 予備費

現金の使い道を明確にしておくと、NISAなどの投資に回せる余剰資金も見えてきますよ
現金資産の管理で注意すること
- 未利用口座の手数料:2年以上利用していない口座に残高が少ない場合、年間手数料がかかる銀行があります
- 紙通帳の手数料:三菱UFJ銀行では新規口座開設の場合、紙通帳の利用に年間550円の手数料がかかります(18歳未満·70歳以上を除く)
- ゆうちょ銀行の休眠貯金:20年2ヶ月以上利用がないと引き出せなくなる可能性があります
💡現金資産を守る制度💡
万が一銀行が破綻した場合↓
- 1金融機関あたり預金者1人につき元本1,000万円までとその利息が保護
- 1,000万円を超える預金がある場合は、複数の金融機関に分散するか、利息のつかない決済用預金にすると全額保護
証券会社には顧客の資産と自社の資産を分けて管理する「分別管理義務」あり↓
- 証券会社が破綻しても、顧客の資産は返還
③不要な口座・カードを解約する

口座やカードが多いと、収支の把握に手間がかかります。

わが家で整理した結果はこうなりました
- 銀行口座:ネット銀行+引き落とし用に必要なものだけ
- 証券口座:ネット証券のみ
- クレジットカード:夫2枚・私2枚
メインの銀行口座をネット銀行にすると、ATMに並ぶ手間もなくなります。
>> 【詳しくはこちら】銀行口座やクレカを減らすとお金の流れが見えてくる
④家計簿アプリで管理する

家計見直し前は手書きの家計簿を使っていましたが、正確な収支を把握できていませんでした。
思い切って家計簿アプリを使ってみると、支出が自動で見える化され、項目もカスタマイズできるので管理が格段に楽に。

わが家が使っているのはマネーフォワードfor住信SBIネット銀行(無料版)です
>> 【詳しくはこちら】無料の家計簿アプリ!マネーフォワードMEを使うメリット
⑤支出をキャッシュレス化する

家計簿アプリを続けるためのポイントは「自動化」。
支払いをクレジットカードなどのキャッシュレスにすると、収支が自動でアプリに反映されるので手入力の手間がなくなり、家計管理が続けやすくなります。

キャッシュレス化を進めた結果、現金を使うのは医療機関くらいになりました
>> 【詳しくはこちら】キャッシュレス決済でお金が貯まる理由と家計管理のメリット
まとめ|お金の不安解消!老後資金の全体像を把握しよう

定年前にやること5つをまとめます。
- 1ヶ月の家計収支を把握する
- 資産を把握して予算を分ける
- 不要な口座·カードを整理する
- 家計簿アプリで管理する
- 支出をキャッシュレス化する

家計を整えたら、次は老後資金が足りるかどうかを確認します
退職金はいくらもらえる?
厚生労働省の2024年調査によると、退職手当制度がある企業の割合は74.9%。
定年退職時の平均退職金額は約1,878万円でした。
自分の退職金を確認する方法は主に3つあります。
| 確認方法 | 詳細 |
| ①就業規則を確認する | 退職金制度の有無・支給要件が記載されています |
| ②総務・経理担当に聞く | 50代なら概算を教えてもらえることがあります |
| ③先輩に聞く | 役職·学歴が近い先輩に当たりをつけて聞く方法です |
★注意★
退職金が振り込まれると、銀行の営業マンから「特別な商品」を勧められることがありますが、退職金はこれからすぐに必要になるお金。
投資で溶かすリスクを避け、ライフプランを立てるまでは現金として手元に置いておきましょう。
老後に必要な資金の目安
2025年時点のお金のプロたちの試算では、老後に必要な資金の目安は約1,500万円(介護費・医療費・その他の合計)とされています。

年金・退職金・貯蓄を合わせて、老後資金が足りるかシミュレーションしておくことが大切です
>> 【老後資金1,500万の積立シミュレーションはこちら】老後資金1500万!毎月いくら貯めればいい?
NISAでの資産形成も検討を
老後資金が不足する場合、50代からでもNISAでのつみたて投資は有効な手段。
50代からNISAで積立投資を始めた私の実例です↓
早く始めるほど複利の効果が大きくなります。
まずは少額から始めることをおすすめします。
SBI証券でNISA口座を開設する家計見直しは一度やれば終わりではなく、年に1回程度、純資産の確認を続けることが大事。
数字と向き合う習慣が、老後の安心につながります。

まずは家計簿をつけて、1ヶ月の収支を把握するところから始めてみてくださいね!




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