わが家は築20年超の10階建てマンション。
1年ほど前から、水回りの老朽化や小さな使いにくさが気になりはじめ、「そろそろリフォームしたい」と思うようになりました。
目標の予算は300万円。
そして2021年12月、キッチン・バス・洗面台のリフォームを実施。
あわせて、毎日の暮らしで感じていた“ちょっとした不便”も解消するため、水回り以外のプチリフォームも行いました。
施工期間は約1ヶ月。
総額でかかった費用は【3,157,000円(税込)】です。
水回りリフォームで採用したのは、すべて「タカラスタンダードのホーロー製品」。
この記事では、以下の内容を詳しくご紹介します。
- 工務店2社の見積もり比較
- 工務店を決めたポイント
- 実際にかかったリフォーム費用の内訳
- リフォームを成功させるコツ
「マンションの水回りリフォームって、どれくらい費用がかかるの?」
「工務店の選び方は?」
「予算内で収めるには?」
そういった疑問がある方にきっと役立つ内容です。
ぜひ参考にしてくださいね。
タカラスタンダード
マンションリフォームの背景と目的

築20年を超え、住み慣れたマンション暮らしではあるものの、水回りの使いにくさや古さが気になっていました…
築20年超のマンションで感じた水回りのもやもや
水回りで特に感じていたのは次のような点です。(トイレはリフォーム済)
- キッチンの収納が使いづらい
- お風呂を掃除してもどこかスッキリしない
- 洗面台も古くなり収納も少ない
「まあ、まだ使えるか…」と見て見ぬふりをしてきましたが、日々の小さなストレスが積もり積もって「やっぱりリフォームしたい!」という気持ちに。
もっと心地よく暮らしたいから
せっかくリフォームするなら、見た目だけでなく「暮らしやすさ」にこだわりたい!
- 掃除しやすくて
- 収納力があって
- 毎日をラクにしてくれる
そんな家にしたいと思いました。
まずは予算を300万円と決めて、情報収集スタート。
工務店を比較したり、ショールームに足を運んだりしながら、わが家にぴったりのリフォームをじっくり考えていきました。
タカラスタンダードのショールームを見てみる
マンションリフォーム!工務店2社の見積もり比較
2つの工務店に見積依頼しました。
- A工務店→大手でマンションリフォームの経験も豊富
- B工務店→実家のリフォームも施工してもらった地元工務店
キッチンエーデルと食器棚の見積もり比較
リフォームで選んだのは、タカラスタンダードのキッチン「エーデル」とエーデルシリーズの食器棚。
それぞれの設置について、A工務店とB工務店の見積もりを比較してみました。


名称 | A工務店見積 | B工務店見積 |
---|---|---|
解体・撤去・処分費用 | 67,500 | 60,000 |
婚礼ダンス2つ・食器棚処分費用 | 18,000 | 30,000 ※食器棚処分のみ |
美装工事・下地補強 | 53,200 | 50,000 |
給排水・ガス工事 | 63,500 | 105,000 |
キッチン・組付け費 | 457,740 | 431,000 |
キッチン収納・組付け費 | 305,460 | 287,000 |
キッチン収納部壁紙貼替え | 35,000 | 別途必要 |
合計 | 1,000,400 | 963,000 |
見積もりの合計金額を見ると、B工務店の方が37,400円安いという結果に。
でも、よくよく見ていくと単純に「安いほうが得!」とは言いきれない違いがありました。
見積もりの見落としがちな違いに注意!
たとえば、家具の処分費用に注目です。
- A工務店:婚礼ダンス2つ+食器棚の処分費 → 18,000円
- B工務店:食器棚のみの処分費 → 30,000円

さらにB工務店には背面収納の壁紙貼替えが含まれてない!この違いは大きいですよね…
B工務店の場合、婚礼ダンスは自分たちで別業者を探して依頼しないといけません。
実家のリフォームでの経験上、タンスの処分だけでも3万~5万円はかかる可能性があります。
つまり、食器棚処分30,000円+タンス処分30,000円=合計60,000円前後になるかもしれません。
加えて、処分業者に見積もりを取る手間もかかります😓
A工務店の処分対応に安心感
A工務店に処分について確認したところ、こんな返答がありました。

キッチンや浴室を解体・処分するので、タンスなども一緒に処分できます
この対応には安心感がありますし、費用も18,000円で済むのはありがたいポイント。
「見積もり金額だけで判断しないことの大切さ」を実感しました。
「伸びの美浴室」と洗面台「ファミーユ」の見積もり比較
リフォームで選んだお風呂は、タカラスタンダードの「伸びの美浴室」。
洗面台は収納力にこだわって「ファミーユ」にしました。


名称 | A工務店見積 | B工務店見積 |
---|---|---|
解体・撤去・処分費用 | 147,800 | 195,000 |
美装工事・下地補強 | 63,000 | 80,000 |
給排水工事 | 77,000 | 145,000 |
電気工事 | 44,000 | 70,000 |
内装工事 | 55,800 | 62,000 |
浴室・組付け費 | 808,200 | 758,000 |
洗面化粧台・組付け費 | 266,310 | 306,000 |
合計 | 1,462,110 | 1,616,000 |
見積もりを比較したところ、A工務店の方が153,890円も安いという結果に!
見積もり差の理由はどこ?
金額に大きな差が出た理由は、次のような内容でした。
- A工務店は、洗面台の組付け費が不要(込みの設定になっていた)
- B工務店は、全体的に解体・処分費や工事費が高め

工務店によって得意な工事の種類や、価格の組み方に違いがあるのがよくわかりました
単純な金額の差だけでなく、「見積もりの中身」をじっくり比較することが大切だと感じました。
自分たちの希望に合った工務店を選ぶためにも、こうした違いをチェックしておくと安心です☝️
水回り以外のプチリフォームも見積もり比較
今回のリフォームでは、水回りのほかにウォークインクローゼットなども一緒にプチリフォームすることにしました。

名称 | A工務店見積 | B工務店見積 |
---|---|---|
ウオークインクローゼット設置 | 41,200 枕棚+ハンガーパイプ | 155,000 LIXIL折戸+棚+パイプ |
ウォークインクローゼットのプチリフォームは、婚礼ダンスを処分後に「棚板1枚+パイプハンガー」を取り付けるもの。
ところがB工務店の見積もりには、なぜかクローゼットの折戸の費用が含まれていてビックリ!
特にお願いした覚えはなかったので、「扉はあって当然」という思い込みだったのかもしれません。
意外と大きい“認識のズレ”
この出来事で感じたのは、ちょっとした行き違いでも見積もり金額に影響が出るということ。
どんな仕上がりをイメージしているか、事前にしっかりすり合わせることが大切ですね。

「一応入れておきました!」という提案、ありがたい反面、希望とズレることも…
※上記の見積もりは工務店決定後に変更した部分もあり、最終的な仕様とは一部異なります
マンションリフォーム|最終的にA工務店を選んだ理由

名称 | A工務店見積 | B工務店見積 |
---|---|---|
キッチン・キッチン収納合計 | 1,000,400 | 963,000 |
浴室・洗面化粧台合計 | 1,462,110 | 1,616,000 |
ウォークインクローゼット | 41,200 | 155,000 |
現場諸経費 | 237,920 | 270,000 |
値引き | ▲41,630 | ▲4,000 |
総合計 | 2,700,000 | 3,000,000 |
2社を比較した結果、最終的にA工務店が30万円安いという結果になりました。
実はタカラスタンダード製品そのものの価格だけを見れば、B工務店の方がすべて安かったんです。
それでも総額でA工務店のほうが安くなったのは、施工費・処分費・諸経費などを含めたトータルコストの差が大きかったから。
この見積り結果をB工務店に伝えると「再度見直します」との返答もありましたが、今回はお断りすることにしました。
というのも、B工務店は地元の小さな会社。
これ以上値引きをお願いすると、工務店の利益をほぼ削ることになってしまいます。
一方、A工務店は大手で経験も豊富。
ある程度の利益を確保した上で、価格やサービスのバランスがとれていると感じました。
A工務店に決めた理由はこの4つ!
- 総額で30万円安かった
- 婚礼タンスなどの処分も対応してくれる
- マンションリフォームの実績が豊富で安心
- やりとりがスムーズで、話が早い!
これらの点をふまえて、今回のリフォームはA工務店にお願いすることに決めました。
マンションリフォームの工事期間と最終的な費用総額

工事期間のポイントとお願いしたこと
住みながらのリフォームだったため、工事に関しては以下の2点を工務店さんにお願いしました。
- キッチンと洗面どちらかは使えるようにしてほしい
- 年末までにリフォーム工事完了してほしい
工事日程 | 工期 | 工事場所 |
---|---|---|
12月7日(火)〜10日(金) | 4日 | キッチン・キッチン収納 |
12月11日(土)、12日(日) | − | 休み |
12月13日(月)〜15日(水) | − | 作業なし |
12月16日(木) | 1日 | 浴室 |
12月17日(金) | − | 作業なし |
12月18日(土)、19日(日) | − | 休み |
12月20日(月)〜22日(水) | 3日 | 浴室 |
12月23日(木)、24日(金) | 2日 | 洗面化粧台 |
12月18日(土)、19日(日) | − | 休み |
12月27日(月) | 1日 | 予備日 |
実際には12月16日前後の浴室解体前後に職人さんの手配がつかず、一部工事が一時中断する場面もありました。
ただ年末はどの現場も立て込んでいる時期なので、これは仕方がないですね。
さらにもうひとつキッチン引き出しの干渉により、窓枠と網戸の再設置が年明けになってしまいましたが、それ以外は年内に無事完了!

新しい水回りで、気持ちよく新年を迎えられました✨
リフォームにかかった最終費用の総額
(最終版)2021年12月リフォーム総額(税抜き価格)名称 | A工務店 |
---|---|
キッチン・キッチン収納合計 | 1,011,120 |
浴室・洗面化粧台合計 | 1,501,540 |
その他工事 | 150,800 |
現場諸経費 | 252,230 |
値引き | ▲45,690 |
総合計 | 2,870,000 |
最初に提示された見積もりから、最終的な費用には若干の増減がありました。
その理由は主に次の3点です。
- キッチン上部の収納棚をエーデル → リフィットに変更(コストダウン)
- 浴室の壁面を1面 → 4面すべてデザインパネルに変更(グレードアップ)
- ウォークインクローゼット以外の小さなリフォームを追加
工事を進めながら柔軟に調整した結果、暮らしやすさも費用のバランスも大満足です!
相見積もりで比較したい方は、こちらも参考になります。
まとめ|リフォームを成功させるコツ4つ

今回の経験から、リフォーム費用を抑えるためのポイントはこの4つだと実感しました。
- 予算の目安をあらかじめ決めておく
- ショールームは複数まわる
- 「必要・不要」の判断基準を明確にしておく
- 必ず相見積もりをとる!
特に予算の目安があると、ショールームで「ついグレードアップ…」という誘惑にもブレーキがかけられます。
リフォームは“見栄”ではなく“快適さ”が大事☝️
自分や家族にとって本当に必要なものを見極めることが、納得のいくリフォームにつながります。
相見積もりもショールーム見学も遠慮は不要!
今回のリフォームでは、2社の工務店を比較したうえで、最終的にA工務店に依頼することに決めました。
当初のリフォーム予算は300万円。
結果的に「総額3,157,000円(税込)」と、ほぼ予算内に収まり大満足の仕上がりです。
最初は、相見積もりをとることに少し抵抗がありました。

比べるなんて、なんだか悪いような気がして…
でも、リフォームは決して安い買い物ではありません。
見積もり前は「地元のB工務店の方が安いだろう」と思っていたところ、なんと大手のA工務店の方が安いという驚きの結果に。
A工務店の担当者さんも、思わず…

ウチの方が高いと思ってました
見積もりを比較して、ほんとによかった…
そしてショールームの見学も遠慮は不要!
工務店を通さずとも個人でWEB予約して、納得いくまであちこち見学に行ってみてください😄
ぜひタカラスタンダードのショールームにも足を運んでみてくださいね。
タカラスタンダードのショールームは47都道府県に約160ヶ所もあるので、案外近くにあるかもしれません。
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